【マンションの収納悩み②】洗面所・脱衣所にリネン庫がない!タオルや洗剤の置き場に困るときは?
2026/09/08
整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーターのひがしよしみです。
朝の身支度や、お風呂上がりの動線で一番行き来する「洗面所・脱衣所」。
「一戸建てにあるような大きなリネン庫や収納スペースがない!」というマンションならではのお悩みをよく耳にします。
さらに、分譲マンションによくある「何を入れたらいいか分からない、絶妙な幅や奥行きの謎の収納スペース」に、どう収納していいか困っていませんか?
今回は、そんなマンションの洗面脱衣所の収納のヒントをご紹介します!
「洗面脱衣所にパジャマや下着」は、実は近年のスタイル
「パジャマや下着などを洗面脱衣所に収納する」というスタイルは、実はごく最近取り入れられるようになったもの。
昭和や平成初期の頃の一般的なご家庭では、洗面脱衣所にパジャマや下着を収納することはあまり一般的ではなく、各自の個室やクローゼットから持ってきて着るのが当たり前でした。
さらに、近年ではSNSなどで他のお宅の素敵な収納を見る機会もぐっと増えましたよね。
「あれもこれも洗面脱衣所にきれいに収納したい!」と思いつつ、「限られた我が家のスペースでは同じようにできなくて悲しい……」と、モヤモヤを抱えてしまう方も少なくありません。
スペースがあればもちろん便利ですが、マンションの限られた空間ではすべてのモノを置くのが難しいこともあります。
だからこそ、SNSの基準に合わせるのではなく、我が家の現実にあわせて優先順位をつけ、次の3つの段階に分けて考えてみましょう。
洗面脱衣所に絶対いるもの
バスタオル、フェイスタオル、今使うスキンケア用品、など、毎日の動線の中でそこにないと困る最小限のモノ。
あると便利なもの
家族全員分のパジャマや下着、洗剤のストックなど。「あったらすごくラクけれど、別の場所でもなんとかなる」モノ。
洗面脱衣所になくてもいいもの
たくさんのストック、数年前の試供品、今の季節に使わないアイテムなど。「気づけば押し込まれていたけれど、実は別の場所に移動できる」モノ。
このように整理していくと、「我が家の限られたスペースには、本当に何が必要か」が見えやすくなりますよ。
「洗面脱衣所にパジャマや下着」を収納するメリット・デメリット
それでも、「洗面脱衣所にパジャマや下着、タオルをまとめて収納する」というスタイルには、もちろんたくさんの魅力的なメリットがあります。
その一方で、おうちの環境によってはちょっとしたデメリットや気をつけていただきたいポイントもあるんです。
メリット
洗濯後にあちこちに持ち歩かなくていい(家事動線のスムーズさ)
洗濯して乾いた衣類やタオルを、わざわざ各部屋のクローゼットまで持って行かずに、その場で一括してしまえるのは最大のメリットです。家事の移動距離がグッと減るため、毎日の負担が軽くなります。お風呂上がりの着替えがスムーズ
お風呂から上がったときに、その場でパジャマや下着をサッと取り出せます。わざわざ別の部屋に取りに戻る手間がなく、特に寒い季節には廊下を移動する寒さやストレスがなくなるのも嬉しいポイントです。
デメリット
家族全員分の量を収めるには「十分なスペース」が必要
メリットがたくさんある一方で、家族全員分のパジャマや下着、タオル、さらに洗剤のストックまですべてを洗面所に収めようとすると、それなりの収納力(大きなリネン庫など)が必要になります。スペースが足りないのに無理に詰め込もうとすると、かえって出し入れしづらくなってしまいます。湿気やホコリが気になる場合もある
お風呂場に隣接している洗面脱衣所は、どうしても湿気がこもりやすい場所です。また、衣類の脱ぎ着によってホコリが舞いやすい環境でもあるため、扉のないオープンの棚などで収納する場合は、湿気対策やホコリよけの工夫を少し気にかける必要があります。
【ちょっとした視点】一括収納の落とし穴と子どもの自立
洗面所への一括収納は、主に洗濯を担当する人(多くの場合、お母さんがやって当たり前というムードになることも……)の「当たり前の負担」になってしまうことがあります。
また、子どもの成長とともにパジャマもかさばるようになり、思春期には「親に触られたくない」と感じることも。
幼少期や時短を優先するなら一括収納が便利ですが、子どもの自立の応援として、成長に合わせて個室収納へシフトしていくのも素敵な選択肢ですよ。
様々な条件やご家庭ごとの方針はありますが、限られた空間を有効に活用しながら、家族のパジャマやタオルを洗面脱衣所にしまう場所を確保するためには、まずは今あるモノを見直してみることから始めてみましょう。
洗面所から発掘されがちな「あるあるアイテム」
収納スペースを圧迫している、こんなアイテムが眠っていませんか?
- アメニティや試供品の化粧品類(化粧水・乳液・クレンジングなど)
未開封の一般的な基準は約3年(薬機法に基づく一般的な基準)と言われますが、「いつか使うかも」と引き出しの奥で眠っていませんか? - 「掃除に使うかも……」でとっておいた開封済みの洗剤や歯ブラシ
「いつ使うか」決めずに放置せず、積極的に使っていきましょう! - ウエス(掃除用ウエス)にするつもりで放置している古布
保管する上限量を決め、排水口のゴミを拾ってポイするなど具体的な「使用シーン」はあるか考えてみましょう。 - ベビー期に使用していた、「赤ちゃん用のやさしい洗剤」
大人の衣類にももちろん使用できるので、使って消費していきましょう!
- 使い切れない大量の洗剤やシャンプーのストック
それくらいあれば安心できるか、1か月でどれくらい使用しているか具体的な「数」を計算してみましょう!
「ストック問題」とご家庭ごとの事情
不要品を手放してスペースができたら、次に気になるのが日用品や洗剤の「ストック」の置き場所ですよね。
お風呂用品や洗剤のストックは生活に欠かせないものですが、大切なのは「置ける量を把握すること」です。
共働きで時間がなくてストックが絶対に必要、子どもが小さくて重たいモノは通販でまとめ買いしたい、大容量がお得だからコストコなどの大型スーパーで買いたい……など、ご家庭の事情はさまざまであり、時間の経過とともに必要量が変わるのも当然です。
「必要なストックなら買っていい!」はもちろん大前提です。
その上で、
- 洗面脱衣所には「開封済みの今使う分だけ」を置く
- 重たいストックは玄関近くの収納など、少し離れた場所にまとめて分散させる
など、今の空間がストックで圧迫されてかえって不便になっていないか、「今、使いやすいか」を基準に考えて、適材適所のストック置き場をつくっていきましょう。
分譲マンションの「絶妙な幅・奥行きの収納」を活かすコツ
また、分譲マンションにお住まいの方からよくお聞きするのが「何をしまえばいいか分からない、微妙な寸法の収納スペースがある」というお悩みです。
「収納は多ければ嬉しい」という風潮からか、「とりあえず穴を開けられる壁はどんどん収納に!」というマンションをよくお見かけします。
よかれと思ってつくられた収納スペースではあるものの、その絶妙に微妙な寸法に何をどうしまうべきかお悩みのお客さまは本当に多いです。
何をしまうかは各ご家庭によって異なりますが、一般的な考え方としては次のような方法がおすすめです。
- 扉がある場合
ボックスやケースで細かく仕切ると、深すぎる奥行きや絶妙な幅を無駄なく活かすことができ、奥のモノまでぐっと取り出しやすくなります。
- 扉がない場合
あえてお気に入りの雑貨を飾る「飾り棚」のように使ったり、綺麗に畳んだタオルを並べたり、パッケージがキレイなメイク用品やスキンケア小物をしまう「見せる収納」にするのも素敵ですね。
住まい方や暮らし方によって最適解は異なりますが、ご自宅の収納を見直すときのひとつの考え方としてご参考になさってくださいね。
どんなにスペースに限りがあったり、一見使いにくい収納があったりしても、「こうしなきゃいけない」という正解にとらわれる必要はありません。
わが家にちょうどいい、心地よい洗面所へ
SNSを真似して、すべてを無理に洗面所に詰め込まなくても大丈夫。ご家族の条件や今の暮らしに合わせて、心地よい選択をしていけばOKです。
洗面所が整うと、朝のスタートも夜のリラックスタイムもぐっとご機嫌になりますよ。
「うちの洗面所、どうにかしたいけれど、どこから手をつけていいか分からない……」
そんなときは、一人で抱え込んだり無理をしたりせず、いつでも気軽にご相談くださいね!「おじゃまします」と来られる前に人柄を知りたい方へ
「初めての人を自宅に呼ぶのは、やっぱりちょっと緊張する……」
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この記事を書いたひと
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