【マンションの収納悩み⑤】梁・柱・配管の凹凸を攻略!「デッドスペース」を無駄にしないプロの立体収納術

2026/09/11
【マンションの収納悩み⑤】梁・柱・配管の凹凸を攻略!「デッドスペース」を無駄にしないプロの立体収納術

整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーターのひがしよしみです。

マンションにお住まいの皆さん、このようなお悩みはありませんか?

  • 「四角い家具や収納ケースが綺麗にフィットしない」

  • 「柱のわずかな出っ張りのせいで、ファイルボックスがあと1個入らない……」

  • 「変な隙間ができて掃除機が届かず、ホコリ溜まりになる」

  • 「配管を避けて家具を置いたら、扉や引き出しが壁に当たって全開できない!」

戸建てに比べて、構造上の柱や梁(天井の出っ張り)、共用の配管が多いマンション。
「この出っ張りさえなければもっとスッキリ収まるのに!」とお手上げ状態になっていませんか?

今回は、そんな頑固な変形スペースを無駄なく活かす、プロの立体収納術をお伝えします!

 なぜマンションには「凹凸(デッドスペース)」が多いのか?

そもそも、なぜマンションの室内やクローゼットにはこんなにも凹凸が多いのでしょうか?

その理由は、マンションの多くが「ラーメン構造」という頑固な柱と梁で建物を支える構造で作られているからです。
さらに、上階から下階へつながる「排水管・配管」がクローゼットやキッチンの隅を通っていることも少なくありません。

世の中に売られている家具や収納ケースの多くは「きれいな四角形(直角)」で作られています。
 そのため、お部屋や収納の中に少しでも柱や配管の出っ張りがあると、四角い家具と壁の間に「中途半端で使いにくい隙間」が生まれてしまうのです。


「じゃあ、この変形スペースはどう使いこなせばいいの?」とお悩みの方へ、プロが実践する3つの解決ルールをお伝えします!

 

 

 整理収納アドバイザー・ICが教える!凹凸攻略の3ルール

    ルール1:数センチの「出っ張り」には、奥行き・幅を変えて組み合せる


    「ファイルボックスがあと1個入らない!」というときは、同じシリーズ・同じサイズの収納ケースで揃えるのを一度お休みしてみましょう。

  • 幅が合わない場合:
    スリムタイプのケースや、可動式のブックスタンドに切り替えて「ピッタリ収まる組み合わせ」を探す。
  • 奥行きが合わない場合:
    柱の手前と奥で「浅型」と「深型」のケースを使い分け、出っ張りのラインに揃えて配置する。

  • 見た目を揃えることにとらわれず、「スペースの形に合わせてサイズを変える」のが隙間を無駄にしないコツです。


マンション暮らしの「家具選び」チェックポイント

  • 賃貸・引っ越しの可能性がある方:
    今の部屋の柱の凹凸にミリ単位でピッタリ合わせるような家具を買ってしまうと、「引っ越した先の間取りと合わなくて使えなくなった……」となりがちです。買い足すなら他の場所でも使い回せる汎用性の高いラックやケースを選ぶのが賢い選択です。

  • 分譲マンションで長く住むご予定の方
    「これからもこのお部屋でずっと暮らす!」という場合は、あえて梁や柱の形状にピッタリ合わせた「オーダー家具(造作家具)」をつくるのもおすすめの選択肢です。最近はネットショップでも手軽に1cm単位でサイズオーダーできる家具が増えているので、「サイズオーダー 家具」などで一度検索してみるのも楽しいですよ😊


ルール2:梁(はり)の圧迫感は「ロータイプ家具」で視界を広げる

天井に大きな梁が出っ張っていると、空間が低く感じられて部屋全体に圧迫感が出てしまいますよね。

こうした梁の下や、梁が通っているリビングでは、配置する家具(テレビボードやソファ、棚など)を全体的に「ロータイプ(背の低い家具)」で揃えてみるのがおすすめです!

家具の高さを低く抑えることで、梁から家具までの間に大きな「空間(余白)」が生まれ、天井が高く感じられるようになります。視界がパッと開けて、お部屋全体を広く開放的に見せることができますよ。


ルール3:変形スペースは「立体化&インテリアのしつらえ」で魅せる

特にマンションのクローゼット内にある柱や、納戸・パイプスペース回りは、床に直置きするとあっという間にカオス状態になってしまいます。変形スペースこそ、専用のラックや伸縮棚で「立体化」するのが一番の解決策です。

マンションによくある!変形スペースの攻略法

 

  • クローゼットや廊下納戸の柱の横
     キャスター付きスリムラックや引き出しで「手前に引き出して使う」仕組みにする。
  • PS(パイプスペース)周りやシンク下
    配管を避けて設置できる「伸縮ラック」で棚板をセットする。

 

プロが教える「インテリアのしつらえ」
 変形スペースができると「なんとかして隙間なく収納で埋めなきゃ!」と思いがちですが、収納ケースでピッタリ埋め尽くすことだけが正解ではありません。

あえて収納家具を置かずに「少しの余白」を残し、そこに観葉植物(グリーン)や間接照明をひとつ置いてみてください。
気になる「ビミョーな隙間」が、一瞬でおしゃれな「お気に入りコーナー」に生まれ変わりますよ!


プロが伝えたい「プラスチック引き出し増設」の罠!

「モノが増えるたびに、とりあえずプラスチック製の引き出しケースを買い足す」

 

長年この習慣が続いているご家庭は、特にマンションの凹凸スペースの壁にぶつかりがちです。

サイズや深さがバラバラな引き出しが増え続けると、柱や配管の出っ張りとバッティングして「結局どこにも収まらない引き出し」が部屋中に溢れてしまいます。

長期的に見て本当に暮らしやすくするためには、「先に収納の大枠(上限)をバシッと決めて、その中でやりくりする!」と決めてしまうのが一番の近道です。

「入る分だけ持つ」という枠組みを作ってあげることで、モノが無制限に増えるのを防ぎ、マンションの変形スペースともうまく付き合っていけるようになりますよ。



 住まいに合わせて「しつらえ」を育てるワクワク感を

日本には「ひとつのモノを長く大切に使う」という素晴らしい文化があります。
家具を大切に使い続ける姿勢はとても素敵です。

その一方で、「住まいやライフステージの変化に合わせて、インテリアのしつらえ(家具や配置)をアレンジして楽しむ」という習慣は、まだまだ広がっていく伸びしろがあると感じています。

「家具の買い替え」と聞くと大ごとに思えるかもしれません。
ですが最近では、フリマアプリなどを通じた個人間の取引も盛んになり、使わなくなった家具を必要とする人へ譲り、今の住まいにピッタリ合う家具へスムーズに買い替える選択肢も身近になりました。

一番長い時間を過ごす「家」のしつらえを、今の自分や住まいに合わせて少し整えてあげるだけで、毎日の暮らしのワクワク感は格段にランクアップします。
完璧を目指さなくても大丈夫。
「今の我が家」に合わせたしつらえを、楽しんで選んでみませんか?

「結局我が家はどうしたらいい?」「自分だけでやるのは難しいかも…」と思ったら

「プロのやり方は分かったけれど、うちの複雑な凹凸に当てはめるのは難しそう…」
「初めての人を自宅に呼ぶのは、やっぱりちょっと緊張するな……」

そんなふうに感じていらっしゃる方は、まずはブログやSNSで私のアカウントを覗いてみてくださいね。

そして、「どんな人柄なのかもう少し知りたい」「直接話して、我が家の相談をしてみたい」と思っていただけた方は、ぜひ個別相談(オンライン)へお越しください。

 

見知らぬ人を家に招くのは誰だって勇気がいりますよね。
ご自宅に伺う前のご不安や「我が家の複雑な間取りの悩み」にも丁寧にお答えしながら、あなたに寄り添ってサポートいたします。

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この記事を書いたひと

ひがしよしみ | 大阪・豊能町の整理収納アドバイザー
訪問片づけサービスや、セミナー・講演会などこれまで関わってきた「片づけ苦手さん」は600名以上
お母さんに「花丸!」とテーマに 大阪・兵庫の北摂地域を中心に訪問片づけサービスを提供しています