整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーターのひがしよしみです。
先日、整理収納アドバイザーの資格を最近取得されて、これからお仕事をはじめたい!という方からご相談をうけた際に、こんなご質問をいただきました。
「ひがしさん、どうして、平仮名表記の名前なんですか?」
とても面白い視点で質問してくださったことが嬉しかったので、ブログでもその理由を紹介したいと思います。
相手に「ごめんなさい」と言わせたくない
さらに言うと、私の旧姓も、パッと見ではなかなか正しく読んでもらえない苗字でした。
だからこそ、これまでの人生の中で、
「あ、ごめんなさい!ひがしさんって読むんですね」
「間違えて失礼しました……!」
と、相手が恐縮して気を使わせてしまう場面に、数え切れないほど出会ってきました。
実は私自身、仕事の中でも、病院などでも、たとえ「あずまさん」と呼ばれても、そのまま普通にお返事をしますし、あえて否定もしないんです。
だって、そうやって呼んでいただけるのは、私のために頭の中で漢字の「東」を一生懸命にイメージしてくださっているからこそ。
私のことを考えて言葉をかけてくださったそのお気持ち自体が、私にとってはありがたいことだからです。
記号としての名前の正しさよりも、目の前の人が私を見て、心を開いて話してくれているという事実のほうが、ずっとずっと大切だなと思っています。
先回りして「未来の恥ずかしさ」すらも片づけたい
それは、高校の卒業式の朝のこと。
各クラスの担任が「クラス全員の名前を暗記して、式本番で順番に呼ぶ」という、演出をされていました。
すると、先生が「3年間ずっと間違ってたなんて!早く言ってくれよ~」と大慌て。
先生のあまりの焦りように、当時の私は少し申し訳ない気持ちになりました。
それと同時に、私は強く実感しました。
「私の名前のせいで、大事な場面で、相手に恥をかかせてしまうこともあるんだ」と。
だからこそ、普段のお仕事の中で私が「あずまさん」という呼び間違いを否定せずにニコニコと受け流してしまうと、あとから何かの拍子に「えっ!あずまさんじゃなくて、ひがしさんだったの!?」と本当の読み方を知ったときに、その方が「あんなに堂々と間違えて呼んでいたなんて……!」と、恥ずかしい思いをさせてしまうかもしれない。
後からそんなバツの悪い思いをさせるのは絶対に嫌だな、と思うのです。
相手に気を使わせたくないけれど、後から恥をかかせるのも防ぎたい。
その狭間で考え抜いた結果、辿り着いた答えが「最初から、誰も1秒も悩まない『ひらがな』表記」でした。
出会う最初の一歩から、相手の心にそんな小さなモヤモヤも、未来のバツの悪さも、一切作りたくない。
実を言うと、この「悩ませない」「先回りして不安やリスクを摘み取る」という選択こそが、私がいつもお客様にお伝えしている「片づけ」の本質そのものなのです。
日々の片づけにおいて「悩まない」は大切
私が日々、お母さんたちに伴走しながらいつもお伝えしていること。それは、
なぜなら、片づけで悩む時間、迷う時間、イライラする時間ほど、もったいないものはないからです。
そんな不毛な時間にエネルギーを使うくらいなら、あなたの大事な時間を、もっと自分らしく、もっと有意義に過ごしてほしい。
暮らしから「悩む時間」を引き算して、本当に大切な時間を取り戻してほしい。
そう心から願っています。
だからこそ、私自身の名前の表記でも、絶対にあなたを悩ませたくないし、気を使わせたくないのです。
漢字を見て「なんて読むんだろう?」と1秒迷わせるくらいなら、誰でもパッと1秒で読める「ひらがな」にして、その1秒のノイズすら先回りして片づけておきたいなと思っています。
完璧じゃなくていい、まず「悩まない心地よさ」から
モノを減らして部屋をスッキリさせることだけが片づけではありません。
先回りして暮らしやコミュニケーションのノイズを取り除き、心とお部屋をラクに、心地よく整えること。
私の名前の表記は、私がお客様へお届けしたい「花丸片づけ」の、最初のアプローチでもあるのです。
完璧にしようとしなくていい。
あなたを迷わせない、あなたを悩ませない。
そんな小さな「優しさの引き算」から、心地いい毎日は始まっていきます。
まずは、あなたの毎日から「悩む時間」を一緒に引き算していきませんか?
この記事を書いたひと