一次試験を終えて、心から感じたこと
「CBT方式」と呼ばれるパソコンを使った試験は、独特の緊張感がありました。知識問題だけでなく、過去問にはないような応用問題もあり、これまでの学びが本当に身についているか試されているようでした。合格のため、過去問を解き7巡繰り返しました。ただ解くだけでなく、問題に出てきた周辺知識はネットで検索したり、図書館で関連本を借りたり。京都の二条城を見学して、日本の伝統建築を肌で感じるなど、「活きた知識」として定着するよう心がけました。
そして、この試験内容が、私にとってとても興味深いものでした。
実は、注文住宅を建てた経験や、整理収納アドバイザーとしてお客様と向き合ってきた知識が、試験の様々な場面で役立ったのです。机上の勉強だけでなく、これまでの経験がすべて繋がっていることを実感しました。
勉強を通じて見えてきた「片づけのその先」
例えば、建築の基礎知識。
建物の構造や素材を学ぶことで、なぜこの場所に窓があるのか、なぜこの場所に収納が必要なのか、ということがより深く理解できるようになりました。これは、単にモノを減らすだけでなく、その空間の特性を活かした提案をする上で、非常に重要な視点です。
また、照明や色の心理効果も学びました。
部屋の明るさだけでなく、光の向きや種類で、同じ部屋でも雰囲気がまったく変わります。また、壁紙や家具の色を変えるだけで、気持ちが落ち着いたり、やる気が出たりします。これも、余計なモノがない、整った空間だからこそ、その効果を最大限に感じられるのです。
あなたの家も、片づけが終わったその先に、もっとワクワクする可能性を秘めているんですよ。
私が目指す「片づけのその先」にあるもの
今回の受験を通して、私の目指す場所がより明確になりました。
私はこれからも、単なるモノの片づけをお手伝いするだけでなく、お客様が「もっとこの場所が好きになる」「ここで過ごす時間がもっと豊かになる」と感じられるような、空間づくりの提案をしていきたいと思っています。
片づけで得た心のゆとりを、理想の暮らしへとつなげる。
そのお手伝いを、今以上に専門的な視点から行っていきたいと、強く感じています。
「片づけは終わったけど、なんだか部屋が物足りない…」
そんな風に感じている方は、ぜひ一度、私にご相談ください。
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