捨てずにバトンを渡す!小学校で伝えたリユースと大人のお片づけ3つのルール【5R連載②】

2026/10/09
捨てずにバトンを渡す!小学校で伝えたリユースと大人のお片づけ3つのルール【5R連載②】

整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーターのひがしよしみです。

5R(リフューズ・リデュース・リユース・リペア・リサイクル)をテーマにお届けする連載の第2弾。

 

前回の「Reduce(リデュース=ごみを減らす)」に続き、今回は「Reuse(リユース=もう一度生かす)」についてお届けします。

小学校の授業で大発見!今日からできる身近なリユース

家庭科の授業で「リユースって、みんなの周りでどんなことができると思う?」と問いかけると、子どもたちからたくさんの体験談やアイデアが飛び出してきます。

  • 牛乳パックを「整とんボックス」に

    授業では、使い終わった牛乳パックを切って、引き出しの中を仕切る「整とんボックス」作りに挑戦します。「みんな今日、もうリユースを達成しているね!」と伝えると、子どもたちは「ほんとだ!」と驚いてくれました。

  • お気に入りのマグカップをペン立てに

    本来の用途が終わっても、別の形で何度も大切に使うことも素敵なお片づけの工夫です。

  • お兄ちゃん・お姉ちゃんからの「おさがり」やバザー

    サイズアウトした服や学用品、おもちゃをきょうだいやお友だちに譲ったり、地域のバザーに出したりして、必要な人へ届けること。

「まだ使えるモノを捨てずに、工夫して使ったり誰かに使ってもらうのって嬉しいね!」と、子どもたちもリユースの楽しさを実感してくれました。


我が家でも。大切にしてきたランドセルを次の未来へ

「我が家でも、子どもが6年間大切に使ったランドセルを寄付(リユース)した経験があります。

想い出がたくさん詰まった品だからこそ、ただ押し入れの奥に眠らせておいたり処分したりするのではなく、「次に必要としてくれる誰か」のもとへバトンを渡したいと考えたからです。

当時の詳しい寄付の流れや想いについては、こちらのブログ記事でも詳しく綴っていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

卒業後、どうする?ランドセルが「海を越えて」旅立った日。 100日ブログ40日目。 昨日は「子ども用家具の選び方」について書きましたが、今日はその先にある「出口」のお話です。 卒業まであと一歩というこの時期、多くのお母さんの頭をよぎるのが「ランドセルどうする?問題」ではないでしょうか。途中でリュッ...
 

片づけ現場で出会う「捨てたくない」という優しい想い

片づけの現場でお客様とお手持ちのモノに向き合っていると、よくこんな声を聞きます。

「まだ綺麗で使えるから、捨ててしまうのは心が痛むんです」

「想い出があるから、できれば必要な人に使ってほしいな」

これは決して「片づけられない執着」ではなく、モノを大切にしてきた証であり、とても温かい優しさです。


無理に処分を選択する必要はありません。フリマアプリやリユースショップ、寄付などを活用して「次に使ってくれる人」へ繋ぐことも、素晴らしいお片づけのカタチです。

大人がリユースと上手につきあう「3つのルール」

モノを丁寧に手放したいという想いはとても素敵ですが、ひとつだけ気をつけたいポイントがあります。

 

それは、「譲る・売る予定のモノ」が家の中に留まり続け、今の暮らしや部屋のスペースを圧迫してしまうことです。

 

際限なく出品待ちや売れ待ちの保管品が増えてしまい、日々の生活が動きづらくなっては本末転倒ですよね。

丁寧な手放しと「今の心地よい暮らし」を両立させるために、大人は次の3つのルールを意識してみましょう。


1. 手放す「期限」を決めておく

「今月中に売れなかったらリユースショップに持っていく」「〇日までに声をかけて引き取り手がいなければ手放す」など、あらかじめ期限を設定しておきます。

 

2. 保管する「スペース(枠)」を決めておく

「フリマ出品待ちはこの箱1つ分まで」と上限(指定席)を決めておきます。その枠から溢れそうになったら、一度手放し方を見直すサインです。

 

3. 「売れる・譲れるから」と買いすぎない

「あとで売ればいいや」「誰かに譲れるから」と安易に買い増してしまうと、結果として家の中にモノが増え続ける原因になります。リユースを理由に買いすぎず、まずは家に入る量そのものを整える意識(Reduce)もセットで持っておくことが大切です。

 

丁寧な気持ちを大切にしながらも、「今住んでいるご自身やご家族の暮らしの心地よさ」とのバランス感覚も、ぜひ大切にしてみてくださいね。

手放す背中を通して、子どもに伝わる「モノの価値」

おうちの人が「まだ使えるから工夫して使おう」「綺麗にお手入れして次の人に使ってもらおうね」と行動している姿は、子どもたちにとって一番の環境教育です。

モノをただの使い捨てにするのではなく、大切に扱い、必要な誰かへバトンを渡す循環の文化は、家庭の中で自然と育まれていきます。

「捨てる罪悪感」に悩んだときは、ぜひ「次に使ってくれる誰か」へバトンを渡すリユースを考えてみてくださいね。

 

次回は、暮らしの最後の出口まで責任を持つ「Recycle(リサイクル=再資源化)」についてひも解いていきます。

 


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この記事を書いたひと

ひがしよしみ | 大阪・豊能町の整理収納アドバイザー
訪問片づけサービスや、セミナー・講演会などこれまで関わってきた「片づけ苦手さん」は600名以上
お母さんに「花丸!」とテーマに 大阪・兵庫の北摂地域を中心に訪問片づけサービスを提供しています