なぜごみを減らすと地球が救える?小学校で伝えたリデュースと大人の在庫管理術【5R連載①】

2026/10/08
なぜごみを減らすと地球が救える?小学校で伝えたリデュースと大人の在庫管理術【5R連載①】

整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーターのひがしよしみです。

5R(リフューズ・リデュース・リユース・リペア・リサイクル)をテーマにお届けする連載の第1弾。
今回は、すべての土台となる「Reduce(リデュース=発生抑制・ごみを減らす)」についてお届けします。

小学校の授業で盛り上がった!「モノを使いきる」具体例

家庭科の授業で子どもたちに「リデュースって、どんなことができると思う?」と問いかけると、日常生活の中にある工夫にたくさん気づいてくれます。


授業で子どもたちと盛り上がった、今日からできる具体的な工夫をご紹介しますね。



1. 「消しゴムがない!」の罠と、整理整頓のすごい効果

「消しゴムがない!と思って慌てておうちの人に買ってもらったのに、あとから机の引き出しから3つも出てきた…」

授業でこの話をすると、子どもたちから「あるある!」と大きな笑いが起こります。

「新しい方の消しゴムがテンション上がるから、古いのは捨てちゃおうかな…」と思ってしまいがちですが、実はこれもごみを増やし、地球温暖化につながってしまう行動のひとつ。

しっかり整理整頓ができていれば、今家にあるモノの数をちゃんと把握できます。
「ムダ買いを防ぐこと」は、地球に優しいだけでなく、おうちのお金の節約にも直結するのです。


(※もしうっかりダブって買ってしまっても、捨てずに最後まで使い切ればOKですよ!)

2. 短くなった鉛筆はキャップや補助軸で最後まで使う

えんぴつは単体だと、短くなって5cmほどになると持ちづらくなり、捨ててしまいがちです。
でも、ホルダーやキャップをつけることで、2〜3cmの長さになるまでしっかり使いきることができます。

小さな心がけでより永くえんぴつを使いきることができますね。


3. 学年終わりのノートは切り取ってメモ帳に

学年末の節目でまだ白紙のページが残っていることもありますよね。
新学年ではノートのマス目が変わることもありますが、みなさんはどうしていますか?
そのまま捨ててしまうのではなく、自由帳や自主学習用に使ったり、ページを切り取ってメモ帳として再利用したりすれば、最後まで無駄になりません。

 

なぜ「ごみを減らす&水切り」で地球を救えるの?

「ごみを減らそう」とよく言われますが、なぜそれが地球環境を守ることにつながるのでしょうか?

 

授業では、ゴミ処理の仕組みとあわせて一歩踏み込んで伝えました。

 

ごみを燃やすときには、たくさんのCO2(二酸化炭素・温室効果ガス)が発生し、地球温暖化を進めてしまいます。

ごみ自体を減らせば、燃やすときに発生する温室効果ガスも減り、地球温暖化をおさえることができるのです。

 

そしてもうひとつ、家庭で今すぐできる大切な工夫が「生ごみの水切り」です。

 

ごみに水分がたくさん含まれていると、焼却炉で燃やすためにより大きな熱エネルギー(燃料)が必要になってしまいます。

しっかり水を切ってから捨てるだけで、燃やすためのエネルギーを大幅に減らせる「省エネ」になるのです。

 

「小さな行動でも、毎日の積み重ね。みんなが意識することで確実に地球温暖化を食い止められるんだよ」と話すと、子どもたちはとても真剣な表情でうなずいてくれました。


大人が今日からできるリデュース「食品ロスと在庫管理」

子どもたちの「消しゴムあるある」は、実は私たち大人にとっても同じです。

大人が家庭でできる一番のリデュースは、「家の中の在庫管理をして食品ロスを減らすこと」。

 

 

  • 調味料やストック食材の賞味期限切れを防ぐ
    「安かったから」と買いすぎて奥のほうで期限が切れ、捨てることになっては本末転倒です。整理整頓でストック量を把握し、「使う分だけ買って、しっかり使いきる」習慣を意識してみましょう。

 

 

  • 詰め替え商品を無理のない範囲で取り入れる
    本体を毎回買い換えず、詰め替え用を選ぶのも立派なリデュースです。ただし、容器を洗って消毒・乾燥させる手間もかかるため、ご自身の家事の負担にならない範囲でうまく取り入れていくのが継続のコツです。

 

おうちの人が当たり前にしている光景は、子どもに届く

エコ商品を選んだり、モノを大切に使いきったり、生ごみの水をしっかり切ったり。

おうちの人が当たり前にしている暮らしの光景を、子どもたちはしっかり見ています。

 

大人がモノやエネルギーを大切にする選択を自然と重ねていると、子どもたちも無理なく同じことができるようになっていきます。

 

「捨てる罪悪感」に悩む前に、まずは家に入る量と使う量を整える「リデュース」から始めてみませんか?

 

次回は、手放す罪悪感をやわらげ、モノを大切に循環させる「Reuse(リユース=繰り返し使う)」についてひも解いていきますね。



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この記事を書いたひと

ひがしよしみ | 大阪・豊能町の整理収納アドバイザー
訪問片づけサービスや、セミナー・講演会などこれまで関わってきた「片づけ苦手さん」は600名以上
お母さんに「花丸!」とテーマに 大阪・兵庫の北摂地域を中心に訪問片づけサービスを提供しています