毒親育ちの整理収納アドバイザーが『片づけ心理学®』に出会って自分の人生を取り戻した話。

片づけ心理学®の初級・中級のテキスト

毒親ーー子どもに悪影響や、人生の妨害を及ぼす親のこと。

「毒親」という言葉が世間一般に認知されるようになるずっと前。彼女から不必要な暴言のシャワーを浴びながら育ったわたしは、うちの親はなんか違う。こんな人間にはなってはいけない。と幼心にも気が付いていました。どんなにしんどくても、よそでは言ってはいけない。そんな気がして、相談できるひとはどこにもいませんでした。

2008年。大学卒業と同時に実家を出た頃、毒親に関する書籍を見かけるようになりました。「あぁ、わたしの人生は、毒親にむしばまれていたんだな。」と認識することができるようになりましたが、状況は好転しません。「毒親」と検索し目にするのは、”親がいるだけまし。そんなの甘え。親を悪く言ってはいけない。あなたには感謝が足りない。”といった言葉たち。見ず知らずの誰かの言葉にさえ苦しめられ、いつしか、彼女と電話するだけで数日寝込むほど精神的に追い詰められてしまいました。

出産し、母となりわたしが成長すれば心境が変わるかもしれない。歩み寄ろうと努力してみましたが、ある日の電話で耐え切れず「今までありがとうございました。これからは電話もお手紙も不要です。どうぞこれからはわたしに構わないでください。」と口にします。この日を境に一切の交流を断ちましたが、すぐにいきいきと過ごせるようになったのかと言えば、そうではありません。

育児をするなかで、過去をフラッシュバックするように、さまざまな葛藤がありました。その中で、一番の悩みのタネは彼女に一方的に送り付けられた五月人形でした。初孫フィーバーの彼女はこちらの声は全く聞かずに、あれやこれやと嬉々として送ってきました。立派な五月人形……。決して安くはないでしょう。でも、わたしにとっては、自己中心的な善意の押し付けでしかありませんでした。「モノは悪くないから」と重苦しくなる感情をごまかしながら、春先に店頭に五月人形の展示を見かけるだけで、憂鬱になる日々を何年も過ごしました。もう、とっくに縁を切っているのに、彼女の怨念のなかで生きている感覚でした。すでに整理収納アドバイザーとして、不要なモノは手放しましょうと言っているのに手放すことができなくて、抜け出したくて、もがき続けていました。

そして、2021年初春。『片づけ心理学®』に出会います。

「モノ」と「心」の両輪を一気に動かし、整えていく『片づけ心理学』で自分らしく120%HAPPYに。

ビジューオーガナイズ株式会社 メールマガジンより抜粋

モノの片づけは、整理収納アドバイザーとして学び技術として習得していたけれど、わたしに足りていないのは「心」の片づけだった。あぁ、そうだ。10代のころ心理学を学びたいと思っていたんだった。と、色んな思いが交錯したことを今でも覚えています。

講座で学んだのは、部屋と心の相似関係や、捨てることが苦手なのはなぜ?片づけたいのに出来ないのはなぜ?といった疑問を心理学や脳の仕組みを知り紐解くこと。そして、憧れや理想に近づくために用いる「片づけ心理学マトリックス®」に込められた思い。

わたしにとって、五月人形は手放したくても手放せない、心の奥底に沈んだ澱でした。その澱を手放すことは許されないと思っていたけれど、手放してもいいんだ。今なら、きっと大丈夫。そう感じた3日後。久しぶりに取り出した五月人形は少し傷んでいて、人形に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。講座の中で琴線に触れた言葉を口にするだけで、癒えていくような気がしました。

なぜ、こんな仕打ちを受けなければいけなかったんだろう。なぜ、そんなことを平気で言えるんだろう。なぜ、わたしは生まれてしまったんだろう。なぜ、なぜ、なぜ……。答えを求めても意味はないし、求めなくてもいいんだ。ふとした時に思い出し恨み苦しんでいた感情さえも、昇華されていくように感じました。もうこれからは、本当にしたいことをやろう。

30代半ば。自分のやりたいことで起業し、自分らしく過ごしていると鼓舞してきましたが、やっと本当の意味での自分自身の人生を取り戻したんだ。そう思えました。

そんな大きな転機となった、『片づけ心理学®』をみなさんにお届けするんだ!と決心し、『片づけ心理学®』インストラクターになりました。とはいえ、『片づけ心理学®』は、トラウマから解放されるようなカウンセリングでもセラピーでもありません。わたしと同じように、毒親に苦しんでいる方のお悩みを解消するために開発された講座でもありません。

それでも、心とモノの両面にアプローチしながら、あなたのなりたい未来にフォーカスする方法をお伝えしています。これは、これまでのモノの「片付け方=Doing」にフォーカスされてきた従来の片づけ講座とは全く異なります。あなた自身の「こうありたい=Being」を見つめ直し、理想の未来に近づくための第一歩として最適だとわたしは確信しています。きっとあなたのこれからの人生の指針にもなりえるでしょう。

何か分からないけれど、変わりたいんだよね。

あなたの無意識がそう言っているのなら、『片づけ心理学®』を受講する絶好のタイミング。よかったら、講座を聞きにいらしてください。あなたとお話しできる日を楽しみにしています。

『片づけ心理学®』はビジューオーガナイズ株式会社の登録商標です。
『片づけ心理学®』の詳細はこちらからどうぞ。