結局、本質が分かっているかどうか。
前回の記事では、5つの段階を経て問題を正しく読み解くことをご紹介しました。要約すると、見直しという行動のまえに、正しく読み解き問題に望む心構えが必要。そんなことを書いています。
これって、試行錯誤しているのに、いつまで経っても家が片づかない、片づけ苦手さんにも共通すると思うんです。いかに収納するか、何に入れるか、表面ばかりに気をとられて、片づけの本質を理解していない。
写真で切り取られた誰かの家の収納。その見た目を真似して、一時的に整ったように見えても、「何を買い、どう使い、どう手放すか」のサイクルがスムーズに流れていなければ、不要なモノが堆積していくばかりです。
適当に、なんとなく、深く考えずにモノを買うと、なんとなく使ったり、すぐに飽きたり、想像と違ったからあまり使わなかったり。そして、あまり使わないから、傷みも少ないし、まだ使えるから、捨てない。使えるけれど、使いたくはない。それで、使えるモノがないからと、また適当に買う。そして、どんどん増える不要品をどう押し込むかを悩むか、思考停止してしまう。
片づけは、モノをいかにしまうかだけの問題ではありません。丁寧にモノを選び、ご機嫌にモノを使い、快くモノを手放す。この考え方を自分事として理解していなければ、何度もリバウンドするし、いつまで経ってもお気に入りの収納にはなりません。わたしは片づけが苦手だから仕方ない。性格だから変えようがない。と嘆く前に、片づけの本質は何なのかを考えてほしいのです。
見直しの詰めが甘い小学生と片づけ苦手さんに伝えたいこと
わたしが、見直しの詰めが甘いうちのむすこと、片づけ苦手さんに伝えたいのは、「本質が大事」ということ。テストで満点をとれていても、たまたま書いた回答が正解なだけなら意味がないし、自分で考えて思考を深めた先にある「?」が「!」に変わる瞬間を楽しんでほしいのです。