ピグマリオン効果ってなんなの?
ピグマリオン効果とは、
人からの期待によって学習や作業の効率があがること。
(1964年、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが提唱)
親、先生、上司や先輩、部活動のコーチからの「期待してるよ!」といった言葉かけで「いつもより頑張れた」経験はありませんか?
これが、ピグマリオン効果なんです。
心理学って、こんな風にすっごく身近にあふれているんですよね。
ピグマリオン効果を片づけに応用するには?
わたしが、ピグマリオン効果を知ってから、我が子の片づけ教育で意識していることが4つあります。
ひとつずつ解説していきますね。
期待を言葉で伝える
期待することで成果が出るといっても、伝わらないと意味がないですよね。
「〇〇の片づけ任せたいんだけど、いいかな? お母さん、あなたならできると思うんだけどな。」と、言葉にして伝えるようにしています。
子どもに決めてもらう
おもちゃの片づけに関して、プロであるわたしが全てつくりあげることも可能ですが、子ども自身が決めることを重視しています。
小さな子どもに、裁量を与えるのって期待し信頼しているからこそできるもの。
もし、失敗してもそれも経験のひとつ。大人が先回りするよりも得られるものがたくさんあります。
できたら褒める
子どもが考えたおもちゃの片づけ方法に対して「それってめっちゃいいやん!」などと、褒めることは忘れません。
期待されて、やってみて、褒められる!
このサイクルがあれば、子どもはどんどん片づけ好きになっていくでしょう。
過度な期待はしない
「期待が成果を上げる」と言っても、過度な期待でコントロールすることは出来ません。
過剰にほめたり、おだてられるのは、子どもにとっても心地よいものではないですよね。
知るだけじゃもったいない!
ピグマリオン効果。いかがですか? ちょっと難しそう?
何年に、誰が提唱した~とか、覚えなくていいんです。
「期待するといいらしい」くらいに知っていただければOK!
そして、お子さんに対して「どうせ、うちの子は片づけ上手になんかなれないよ」と思いながら接するよりも、「きっと片づけができるようになる!」と前向きな期待をもって接してみてください。
たった1日で劇的に変化はなくても、きっとよい方向にすすむはずです。
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